通訳という仕事&ラスベガス旅行

Hey everyone!! This is AYA!!  I hope you remember me!!最初のブログから随分と時間が経ってしまいました・・・。
思い返せば3月には突然雪が降った日もあり、寒暖差が激しく、よくぞ体調を崩さず忙しい日々を乗り越えたなぁと自分を褒めてあげたいところですが、体調管理は、プロとして「基本中の基本」ですもんね…(苦笑)
忙しかった日の中身は、公にするのが難しいのですが、何かと「何か」の立ち上げ作業に関わることもあり、非常に実りのある数ヶ月間でした。こういったゼロベースから何かを始めることを英語では、「work from scratch」という言葉をよく耳にしますよね。

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通訳になるには?

よく通訳の仕事をしていて、「どうやったら通訳になれるの?」と聞かれます。
私もそれは、疑問でした。しかも私がやっているエンターテイメントの分野での通訳になるには、どのような事を始めたらいいか分かりませんでした。
まず皆さんが想像される通訳と言う仕事は、恐らく外国人の横に立っていて、黒いスーツを着て、外国人と日本人の間に入って、訳している姿を思い浮かべると思います。
もちろんこのお仕事は、「通訳」です。ただし、どんな素晴らしい英語力と日本語力を持ち前の人でもいきなり通訳の仕事をするのは、ハードルが高いです。

私が、まず始めたことは、翻訳、通訳会社の登録でした。その時点で私には、通訳の経験は、ゼロでした。ただ大学で英語を専攻している事と帰国子女と言う事だけでした。
それだけでは、一流の場での皆さんが想像している「通訳」と言うお仕事は頂けません。
そこで、その会社で私は、アルバイトをはじめ、ひたすら事務作業と翻訳者さんから上がってきた原稿のワードカウントやDVDのコピーなどをする雑務がメインでした。
その間に大学でたまたま募集していた国際演劇祭のボランティア通訳をやることになり、まだまだ未熟な私でしたが、そこから私の通訳キャリアは始まりました。
翻訳会社でアルバイトを続け、一年経った頃、大きな夏フェスでのお仕事を頂くことができ、私の人生は大きく変わりました。

しかし、この通訳のお仕事は、皆さんが想像しているような通訳のお仕事とは、少し違います。「アテンド通訳」といい、どちらかというと「コーディネーター」と呼ばれても違和感のないお仕事です。
来日アーティストの空港の送り迎えからホテルのチェックイン、チェックアウト、ステージに上がるまでのケア、楽屋の準備、滞在中の窓口となります。もちろん移動も全て共にします。
アーティスト本人ともお話することもありますが、こういう場合は、アーティストのツアーマネージャーやマネージャーと連携をとってお仕事をすることが多いです。

たった数日間しか共にしていないのにとても濃い1日を過ごすのでもっと長い期間一緒にいた気がするのが、始めの頃は不思議でした。
今となれば、もう何年もやっているので悲しくも情というものはなくなってしまいましたが、とても体力のいるお仕事だと痛感しています。
アテンド通訳では、いわゆる人前で「訳す」という場は少ないですが、日本の文化、食べ物、ステージ用語などは知っていると特することが多いです。

こういう経験から365日、来日アーティストとのお仕事をしたいと思う方は、場合によってはプロモーターさんやレコード会社さんへ就職する人も少なくはありませんでした。
飽くまでも通訳は、「人の言葉を訳す」ことなので自分自身の言葉で伝えたい気持ちが芽生えると通訳ではない英語を使ったお仕事に就かれる方が多いです。

そこから様々な現場で「アテンド通訳」を経験し、ショーのリハーサルでの通訳、テレビ番組での通訳、インタビューの通訳、イベントの通訳などお仕事を頂けることにになりました。
このご時勢、中々コンスタントにお仕事を頂くことは、難しいので私も何度もその壁にぶち当たり、会社員という道を選びました。

30代になるとだんだん自分自身にも自立できる自信が付いてくるのか、たまたまだったのか分からないのですが、自然とお仕事のお話をあらゆる場所から頂くようになり、晴れて「脱サラ」が出来たのです。きっと20代に撒いてきた種に少し芽が出たのか分からないのですが、本当にこの仕事は、「コネクション」と「パフォーマンス」で発揮されると思います。
学生時代からこの業界でお仕事をさせて頂いたので、通訳の先輩の繋がりがあったのも大きかったです。

そして今日、ありがたく「通訳」のお仕事を大好きなエンターテイメントの現場でやらせてもらっています。
いきなり「通訳」になり、それだけで生きていくことは難しいことだと思いますので、ひたすら語彙力、英語力の勉強はもちろんのこと色々なところで自分の存在をアピールし、名刺交換をしたらすぐにその方に挨拶メールを送るなど「営業力とコミュニケーション能力」も必要だと思っています。ざっと書いてしまいましたが、ご参考にになればと思います!

ラスベガス旅行

本題が大分変わりますが、前回でお話した通り、大の旅行好きなので昨年の秋にアメリカへ3週間に渡って旅行しました。
その中で今回取り上げるのが「ラスベガス」!!

マッカラン国際空港(ラスベガス)

この街へもうかれこれ20回以上は訪れているのですが、行く度に新しい発見があるのです。
まずショーがよく変わるのとホテルの数がとにかく多いので行く度に泊まるホテルを変える楽しさもあります。

私は、今回Parisに泊まりました。

ホテル パリス

ホテル パリス

エッフェル塔や凱旋門があり、フランスのパリを再現したお洒落なホテルです。
このホテルのビュッフェがまた有名で御馳走をたらふく頂きました!

ル・ビレッジ・バフェ

さて、今回のラスベガス旅行で見たショーですが、一番最初にラスベガスで始まったシルクドゥソレイユのショー「Mystere(ミスティア)」、「KA(カー)」、「ONE(ワン)」、セリーヌ・ディオンの常設公演にウィンで上演している「ル・レーヴ」の5つのショーでした。

「Mystere」は、鑑賞するのが3度目で初めて見たシルクドゥソレイユのショーだったので思い入れが強いです。オープンした年から内容は少し変わっていますが、毎回感動します。
今回は、友人が出演していたので彼女のパフォーマンスをやっと生で見ることができました!
ありがたくも公演後にバックステージツアーに連れて行ってもらいました。

友人でもありパフォーマーのMai Chabiraさんと

劇場の高層階のキャットウォークからみた眺め

そしてそして!セリーヌ・ディオンが、何年にも渡って続けているシーザース・パレスでのライブショーもやっと行ってきました!

とにかく…すごい歌唱力というか声量というか…もう本当に開いた口が塞がらなかったです。日本の来日公演がこの後に決まり、また日本でも彼女の歌声が聴けると思うとすごくうれしいです!チケットが完売してしまった程日本のファンも期待されてますね!(なんと10年ぶりの来日だそうです!)

タイタニックのテーマ “My Heart Will Go On”を歌い上げるセリーヌ

「KA」は見るの二度目でしたが、オリエンタルなテイストが入っているところもこのショーの魅力だと思います!何年たってもラスベガスのショーの人気のトップ1を争うほどだそうです!

ロビーにて

「Le Reve」は、初めて見ました。シルクドゥソレイユのショーではないのですが、「O」を手掛けたスタッフが作ったものだそうです!水のショーで何度も息をのみ、時には涙をするシーンもありました。これぞ生で見るからこそ価値があるショーだと思います。

LE REVE 撮影OKになったシーン

豪華な舞台装置と水の量!!

最後にマイケル・ジャクソンの楽曲を使い、マイケルの生涯を表現したショー「ONE」を観劇。こちらは、見るの二度目なのですが、恥ずかしながら前回は渋滞でオープニングを逃してしまったので、今度は最初から最後まで見れました(笑)これも本当にマイケルのファンは絶対に見てほしくて、そうでない方も見たらマイケルの虜になります。本当に”King of Pop”です!!

 

このように楽しいラスベガス旅行もあっという間に終わってしまいました。ちなみにカジノは一切やらないのですが、帰りの飛行場にあったジャックポットで友達が1ドルをいれて20ドル当てたので私ものせられ、やってみて、3度試しましたが全くダメでした…。ギャンブルは本当に期待してやってはいけない、そして私はやはりやるべき人物ではないと思いました(苦笑)

そして…ここに訪れる少し前にとても悲しい事件が世界中を悲しませました。いたる所この言葉が見られました。日々生きていられることが当たり前ではないということを考えさせられました。だからこそ一日、一秒大切にしていきたいです。

長くなりましたが、すっかり気温も上がり、日中は半袖で過ごせるようになったと思います!これからたくさん来日公演やフェスがあるので楽しみですね!私もプライベートでも仕事でも楽しんでいこうと思います。また何かお届けできるものがあったら共有します。

次回の更新もお楽しみに! See you!!

AYA

紋(あや)プロフィール:

1985年生まれ。福井県生まれ横浜市、南カリフォルニア(OC)育ち。幼少時代、父親の仕事の都合でアメリカへ渡った。約10年間アメリカで過ごし、日米のエンターテイメントに興味を持ち始めた。
物心がついた頃から将来は、日本と海外の橋渡し役になることを目標にしてきた。日本で中学から大学へ通いながら英語に触れあう環境を常に心がけてきた。中高は英語劇部に所属し、大学は英語を専攻し、学生のうちから通訳のアルバイトを始めた。そして、日本の企業で社会人を経験した後、再び渡米し、LAに在する出版社に就職。現在では、通訳の仕事をメインにライター、シンガーソングライターとして東京を地点に活動中。

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