(英エリザベス女王と、フィリップ王配:1947年の結婚式にて)
いつもは何気なく使っているSNSも、結婚式のような改まった場では、きちんとしたいところ。Vogueが「ウェディングにおける、SNSエチケット」をまとめている。
同メディアがインタビューしたウェディングプランナーによれば、「(クライアントである)花嫁と花婿のほとんどが、婚約からハネムーンまでを、シェアしたがるもの」というが、その一方で“プライベート”を強調したいケースも。これまで多くのセレブをクライアントとして受け入れてきたプランナーは、「携帯チェックエリアを設ける方もいました」と、式の主役であるカップルによって、SNSとの関わり方は異なると前置きしている。
プロのウェディングプランナーたちが教える、結婚式のSNSにおける「Do=やっちゃえ」と、「Don’t=やっちゃダメ」は?
Contents
Do:指定のハッシュタグがあるか確認!
「ウェディングハッシュタグは、簡単に式での写真を検索できる、楽しい方法です。SNSでのシェアに積極的なカップルならば、しゃれが効いていて、おもしろいハッシュタグを思いつくでしょう。たとえば本人たちの個性をネタにしたような」
「ウェディングプランの過程においても、ハッシュタグはなかなか重要なんです! イベントの方向性を決める、いい手段になりますからね」
Don’t:セレモニー前の花嫁の写真を公開
「ヴァージンロードを歩く前の花嫁の写真は、絶対に公にしないよう、いつもお願いしているんです。中には準備中に花嫁と一緒にいた方が、うっかりドレス姿を投稿してしまう、なんてこともあるので」
ちなみに控室の花嫁のもとを訪ねて、一緒に記念撮影するくらいなら大丈夫とのこと。
「花嫁は、ドレス、靴、髪飾り、ジュエリー、何から何までかなりの時間をかけて選ぶもの。ヴァージンロードでゲストにお披露目して、誰より輝けるときこそ、すべて報われる瞬間なんです。どうか光を奪わないで」
Do:翌日に式の写真をアップ
親しい仲であればあるほど、結婚式は旧交を温める場となり得る。それは花嫁・花婿だけではなく、参列者同士にとっても同じこと。せっかくハレの日に仲のいい友人たちと再会できたのならば、スマホを手放してみては?
「もしSNSでの公開を良しとしているカップルの式ならば、その瞬間を楽しんで。たとえばケーキの写真を投稿するのは、ケーキカットの後にしてみては?」
そして何より大切なのは、「投稿するのは、主役であるカップルが、アルバムに入れたいと思える写真だけにすること」
Don’t:不出来な写真をシェア
「不適切な写真を投稿してしまうような非常識なゲストがいないことを、いつも願っています。酔っぱらった方だとか、式を挙げるカップルに恥をかかせるようなことです」
「月曜日になれば、誰もが職場へ向かうわけですし、クビになんてなりたくないですよね。それには評判がつきもの。もし(ひどい写真が)どれだけパーティが楽しかったかという証拠になる、笑えるアイディアと思っているのならば、どうか思慮分別を持って」
Do:その場を楽しんで
オフィシャルカメラマンに仕事をさせてあげて! SNSばかりにかまけず、その場を楽しみ、純粋にふたりの結婚を祝うこと。インスタグラムのフィードは、翌朝に追いかけても充分間に合います。