「ジャスティス・リーグ」エズラ・ミラー、カミングアウトを「失敗」と言われまくったことを告白

俳優エズラ・ミラー(25)が、自身の性的指向をカミングアウトした際、「失敗した」と周囲から言われた過去を告白した。

エズラ・ミラーは、「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフとして公開された、昨年公開の映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」で、キーとなる役を熱演。今月、日本でも公開を迎える映画「ジャスティス・リーグ」には、メインキャストのひとり、フラッシュことバリー・アレンとして出演しており、いままさに上り調子の若手だ。

Learning to be heroes, one fight at a time. #JusticeLeague [Ticket link in bio.]

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まだ25歳と発展途上の彼だが、2012年に「Out」誌のインタビューでは、自分自身を「クィア」だとカミングアウト。性別にこだわらない性的指向を明らかにした。

現時点で彼は、LGBTQを明らかにしていながら、ハリウッドの大作映画でスーパーヒーローを演じた唯一の俳優だ。しかし「Shortlist」のインタビューでは、過去のカミングアウトで得たのは、称賛ばかりではなかったことを明らかにしている。

カミングアウトによって、「プレッシャーから解放された」と話すエズラ・ミラーだが、その反面、「多くの人々から、失敗したなと言われた」という。

「(失敗を指摘してきた中には)業界人もいたし、非業界人もいた。これまで話したこともなかった人までもね。みんなが言うには、“ハリウッドにいるゲイ、クィア、ジェンダーが流動的な人たちが、それを隠しておくのは理由があるからだ”だとか。バカなことをやったもんだと言われたよ。主演を張る可能性を捨ててしまったとね」

「“失敗したな”なんて、聞くに堪えがたい言葉だ」と、当時の心境を振り返ったエズラ・ミラーだが、それでも「失敗はしたとしても、このときのことじゃない。何も間違ったことはしていない」と、カミングアウトを後悔する様子はない。その上で、カミングアウトを選ばないLGBTQの人々へ、「それでいい、大丈夫」とのメッセージを送っている。

映画「ジャスティス・リーグ」プロモーションのため、エズラ・ミラーは今月中に来日予定。11月20日開催のジャパンプレミアへの出席が公表されている。