「コカ・コーラ」のサウジアラビア版CMに批判殺到! 「女性の人権を、お金のために利用しないで」


サウジアラビア向けに作られた「コカ・コーラ」のCMに批判が殺到。いったいその理由は?

サウジアラビアはこれまで、世界で唯一、女性の運転を禁じてきた。当事者である女性らは、「運転する権利」を主張して抗議活動を続けてきたが、今年9月にこれが実り、同国のサルマン国王は女性の運転を認める法改正のために国王令を出した。2018年6月までには、サウジアラビアでも女性の運転を可能とする法律が施行される予定だ。

コカ・コーラが新たに同国向けに公開したCMは、そんなサウジアラビアの国内事情を反映したものだ。「Change Has A Taste(変革にはテイストがある)」と題されたキャンペーンCMに登場するのは、ある親子。首都リヤドを舞台に、父親が娘に運転を教えようとするが、なかなかうまくいかない。しかしコーラを飲むと……というストーリー仕立てだ。

【動画】コーラが果たす意味は? サウジアラビア向け「コカ・コーラ」キャンペーンCM

ところが米Perezhiltonは、このCMが批判を浴びていると報道。黒人差別への抗議運動=「Black Lives Matter」を商業利用したとして、大きく批判を浴びて1日で放映打ち切りとなった、ケンダル・ジェンナーの「ペプシ」CMと比較され、女性の権利における革新を、「営利化している」として批判を受けている。

たびたび取りざたされるサウジアラビアにおける女性の人権問題にとって、「運転許可」は大きな一歩だった。その答えが「冷えたコカ・コーラ」とは、「軽視し過ぎでは?」との反応も。その他に、「女性はコーラなしでは運転できないと?」という皮肉った見方もあるようだ。