高級ブランド「GUCCI」の新作ファッションショーに、“生首”が登場。とんでもないアイテムに、メディアがざわついている。
事件が起きたのは、伊ミラノにおける「GUCCCI」の秋コレクション。ランウェイに登場したモデルたちのうち、数人が手にしていたのは、なんと本人の生首。もちろん作り物であることは間違いないが、斬新すぎるビジュアルに、百戦錬磨のメディアも度肝を抜かれた様子。ELLEは「来季の必須アイテム?」と冗談交じりで伝えている。
“The hybrid is metaphorically praised as a figure that can overcome the dualism and dichotomy of identity,” the #CyborgManifesto by D.J.Haraway inspires #GucciFW18. #mfw pic.twitter.com/5NzvxrT8GT
— gucci (@gucci) February 21, 2018
同社のクリエイティブディレクター アレッサンドロ・ミシェルによれば、この日のショーのテーマは、1984年にダナ・ハラウェイが上梓したエッセイ「サイボーグ宣言」。人間、動物、機械の境界線とは何かを問いかける内容で、これにインスパイアされたショーは「我々は何なのか、何になるのか、何になろうと望むのか、その関係性を扱ったもの」。「GUCCIサイボーグとは、ポスト・ヒューマン。手に目があり、角が生え、小さなドラゴンを飼い、頭がふたつある」
実際、ランウェイには、生首を抱えたモデルに加え、角を生やしたモデル、ヘビやドラゴンを手にしたモデルたちが次々と登場。中には額に“第三の目”を持つモデルも。
Rich embroideries and strange creatures. #GucciSS18 #mfw pic.twitter.com/dHLfYvDhLA
— gucci (@gucci) February 21, 2018
まるでSF映画のようだった「GUCCI」のショー。同メディアのエディターは、「キャットウォークのセンターにベッドがセットアップされたときから、明らかに何か“一味違う”ことが起きようとしているとわかった」と伝えている。