今年初の上海での開催が決定した米人気ファッションブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のファッションショー。出演モデルが続々と発表され、連日メディアを賑わせている。
同ファッションショーの今年の出演者には、これまで2回出演している人気モデルのジジ・ハディッドの名前が今年も挙がっているのだが、彼女の出演をめぐり批判の声が上がっている。
TeenVogueなどが報じるところによると、以前のジジ・ハディッドの人種差別的行動が引き金となり、彼女のもとに中国の人から上海でのショーに出演してほしくないとコメントが寄せられているのだという。
今年2月、ジジの妹ベラ・ハディッドは自身のSNSアカウントにジジと一緒に食事を楽しむ動画を投稿。その動画に写ったジジがデザートに添えられていたアジア人男性のように見えるクッキーを持ち、その横で目を細めるポーズをしたことで、人種差別的行動だと批判の対象となった。
海外では、目を吊り上げたり、目を細める仕草はアジア人を侮辱するポーズだとして知られているが、ジジのこの行動は人種差別を目的としたものではないという意見もありこの問題は一度収束したかに見えた。
しかし、今回上海でのショー出演が発表されたことで、以前のこの事件が蒸し返され、再度誹謗中傷の的となっている。
ジジは、インスタグラムにショーの出演決定を受けて喜びの投稿をしていたが、そのコメント欄には「アジアに来ないで」「中国に来ないで」「あなたは歓迎されない」などと批判が相次いで投稿され、ジジはその後コメント欄を廃止することとなった。