米五輪代表スケート選手 アダム・リッポン、ホワイトハウスからの招待を拒絶! 「差別主義者の味方はしない」

アメリカ代表フィギュアスケート選手として、平昌オリンピックに出場したアダム・リッポン(28)が、五輪後の恒例とされているホワイトハウス表敬訪問を拒絶。ドナルド・トランプ大統領(71)を、痛烈に批判している。

アダム・リッポンは4月27日、ツイッターにて「本日、2018年のオリンピック代表選手たちが、ホワイトハウスから招待を受けていました」と告白。その上で、「ぼくは参加しません」「ぼくは視野が異なる人々を差別する人たちに、味方したりしません」と、その理由をハッキリと述べた。

米Perezhiltonによれば、リッポンは大統領表敬をキャンセルする代わりとして、赤十字や、「中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟」(GLAAD)といった組織へ寄付を行うことを表明。なお、彼にならってリンゼイ・ボン(アルペンスキー、銅メダル獲得)、ミカエラ・シフリン(アルペンスキー、銀メダル獲得)、ガス・ケンワージー(フリースタイルスキー)、エリン・ハムリン(リュージュ、開会式で旗手を務めた)らが同じくホワイトハウスからの招待拒否を明らかにしている。

アダム・リッポンは、男子シングル代表として出場した平昌オリンピックにて、団体戦銅メダルを獲得。2015年にゲイであることをカミングアウトしたことでも話題となり、五輪終了後もメディアに引っ張りだこだ。

彼はかねてより、同性愛者へ差別的ととれる言動を繰り返してきた現政権に対して、不信感を露わにしており、五輪期間中もマイク・ペンス副大統領との面会を拒否。ホワイトハウス表敬訪問に関しても「行くつもりはないよ。ぼくのような人が、歓迎される場所だと思えないからね」と明言してきた。