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「黒一色」ゴールデン・グローブにて、カラードレスが批判の的に! 「ドレスの色より問題はずっと巨大」と反論
昨年、ハリウッドにおける性的暴行被害が、相次いで告発された。1月7日に開催された、第75回ゴールデン・グローブ賞授賞式では、多くのセレブたちが“黒一色”で登場。しかし一部の女性たちが、その中でカラードレスを選んだ意図とは?
告発を契機に、性的暴力の被害者たちへの連帯を意味する「#MeToo」運動が拡大化。2018年に入ってからは、「こんなことはもう終わりにしよう」との意味を持つ、「Time’s Up」運動が活発化しており、ハリウッドを代表する多くのセレブたちが、これを積極的にけん引している。
今年のゴールデン・グローブ賞は、これらの運動が大きな軸に。参列者の多くが「黒いドレス/スーツ」をまとうことで、運動への支持や、被害者への連帯を示した。例年ならば“華やかさ”が話題となるアワードだけに、日本を含むメディアでも数多く取り上げられ、運動への注目度も高まる結果となった。
しかし1月7日に行われた式典にて、すべての出席者が“黒”を着ていたわけではない。女優ブランカ・ブランコは、赤いドレスをチョイス。目にも鮮やかな出で立ちだが、オンラインでは「どうして」と批判されることとなった。
ブランカ・ブランコ本人は、Refinery29に対して、「私は赤が好き。赤いドレスを着ることは、#TimesUp運動に賛同しない、という意味ではない」と、自ら反論。“黒一色”へ反発する意思がないことを、「勇気ある女優たちが、暴力の連鎖を断ち切るべく、行動と衣装の選択で示したことを称賛するし、私自身も彼女たちとともにある」と、ハッキリ明言している。
次いでブランカはFOXにおいて、“赤いドレス”と自分自身へ寄せられた批判に対して、「傷ついた」ことを明らかにしながらも、「これもこの業界の一部」と自らの見解を述べた。加えてツイッターでは、「問題は私のドレスの色より、ずっと巨大」「赤は情熱的」と批判への反論を続けている。
“黒”を着なかったことで批判を浴びたのは、ブランカ・ブランコひとりではない。モデルのバーバラ・メイヤーは、淡いトーンの花で飾られた、透け感があるチュールを用いたドレスを選択。「多くのひどい出来事があり、それは二度とあってはいけない」と明示しながら、「今日の式典では、多くの女性がTime’s Up運動支持のため、黒を着るでしょう。それはとても素晴らしいことであり、大切なこと。それでも今夜の私は、カラフルなドレスを着ます」と、自身の選択の意図をインスタグラムへの投稿を通じて説明している。
「ゴールデン・グローブという場を、自分たちの権利のために戦う強い女性たちのものにしたいのなら、セクシーなドレスを着ないことや、ファッションを通じてパーソナリティーを示す場を奪わせてしまうことは、間違っています。私たちは長い間、着たいものを着る自由や、セクシーであることへの自由のため、戦ってきました。男性の理性のためそのことを制限してしまえば、それは大きな後退だというのが、私の意見です」
「黒を着るということを、真剣にとらえすぎる必要はありません。私たち女性は、輝き、カラフルに、きらめくべきなのです。それこそがあるがままの姿。この行為は、私たちの自由、私たちの新しい強さをシンボル化するものと考えています」
Viele Frauen werden heute im Zuge der Time‘s Up Bewegung auf dem Roten Teppich schwarz tragen. Ich finde diese Initiative im Allgemeinen super und extrem wichtig. Trotzdem habe ich mich entscheiden, heute ein buntes Kleid zu tragen. Wenn wir wollen, dass heute die Golden Globes der starken Frauen sind, die für ihre Rechte kämpfen, ist es in meinen Augen der falsche Weg, sich nicht mehr körperbetont anzuziehen und uns die Freude am Ausdruck unserer Persönlichkeit durch Mode zu nehmen. Wir haben uns diese Freiheit lange erkämpft, dass wir tragen können, was wir möchten und es auch in Ordnung ist, sich sexy zu kleiden. Wenn wir das einschränken, weil sich einige Männer nicht unter Kontrolle haben, ist das in meinen Augen ein Rückschritt. Wir sollten nicht schwarz tragen müssen, um ernstgenommen zu werden. Wir Frauen sollten strahlen, farbenfroh sein und funkeln. So wie es in unserer Natur liegt! Das symbolisiert in meinen Augen unsere Freiheit und neue Stärke. Um das aber dennoch nochmal klar zu sagen: Viele schreckliche Dinge sind passiert und dürfen sich nie wieder wiederholen! Und wir sollten das immer wieder und direkt ansprechen und aufklären! Ich freue mich auf starke und inspirierende Reden heute Abend! (c) @gettyentertainment — A lot of women will wear black tonight to support the time‘s up movement! I think this is a great and extremely important initiative! Nevertheless I decided to wear a colorful dress tonight. If we want this to be the Golden globes of the strong women who stand up for their rights, I think, it’s the wrong way not to wear any sexy clothes anymore or let people take away our joy of showing our personality through fashion. We were fighting a long time for the freedom to wear what we want to and that it is also ok, to dress up a little more sexy. If we now restrict this, because some men can’t control themselves, this is a huge step back in my opinion. We should not have to wear black to be taken serious. US women should shine, be colorful and sparkle. Just like it is our nature. In my opinion this symbolizes our freedom and our new strength. But to make clear: A lot of bad things happened and should never happen again!!!
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