“ロマンチックコメディの帝王”との呼び名を欲しいままにするも、ヒュー・グラント(57)がロマコメからの引退を宣言。あまりにもストレートなその理由は?
「ノッティングヒルの恋人」、「ブリジット・ジョーンズの日記」、「トゥー・ウィークス・ノーティス」、「ラブ・アクチュアリー」……1990年代を中心に、ヒュー・グラントは甘いマスクとときめくストーリーで、世界中の女子に夢を与えてくれた。しかし夢はいつの日か覚めるもの? 本人いわく、「年を取って、醜くなった」ことを理由に、ロマコメからの引退を宣言した。
端正な顔立ちに似合わず、シニカルな辛口で評判のヒュー・グラント。DigitalSpyが紹介する最新インタビューでも、そんなグラント節が全開だ。
「いつでもどんな役も、そのときの自分が一番楽しめると引き受けようとしてきた。でもぼくも年を取って、醜くなって、いろいろやるようになってきたよ」
ヒュー・グラントにとって最新の出演作品は、英BBCのミニシリーズ「A Very English Scandal(原題)」。この作品では、スキャンダルに翻弄された実在の議員ジェレミー・ソープの役を演じている。
「“あぁ、ぼくは映画スターだからね。テレビはやらないのさ”なんて、上流階級を気取っていたこともあったね。そんな日々はあっという間だったよ。あの(ロバート)デ・ニーロがテレビに出ているのを見たんだから」
新作のために、わざわざ自転車を買って走り込み、「かなりの体重を落とした」と話すヒュー・グラント。ロマンチックコメディへの出演はなくなっても、さまざまな役柄で引き続きファンを楽しませてくれることだろう。