YouTubeより
リリー・コリンズ(28)が、最新作で摂食障害をわずらう女性を演じるために激ヤセ。作品を通じて得た“気づき”を明らかにした。
リリーにとっての最新作は、NETFLIXオリジナル作品「To The Bone(原題)」。彼女は本作に、神経性無食欲症(摂食障害の一種、拒食症とも)をわずらう女性の役で出演。キアヌ・リーブス演じる医師の助けを借りながら、治療を受ける様子が描かれている。
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「Shape」誌のカバーを、水着姿で飾ったリリーは、「自分がビキニで表紙になるなんて、夢にも思わなかった」と告白。「今日、私は自分の体型を愛している」と、本作の撮影で得た教訓を明かした。
自伝「Unfiltered: No Shame, No Regrets, Just Me(原題)」で明かした通り、リリー自身にも、摂食障害をわずらっていた過去がある。本人によれば、「To The Bone」のオファーがきたのは、ちょうど自身が回復過程にあったころで、役のためにプロの手を借りて病気についての知識を深めることは、「新しい形の治療だった」と振り返っている。
リリーは本作で演じたエレンの体験は、「“リリー”にとっての体験でもある」と話している。「撮影を通じて、昔へ戻ることが怖かった。だけど自分自身に、私は自分の体験を語るために起用されたんだって意識させていたの。体重のためじゃないとね」と、撮影中の葛藤を明らかにした。
「摂食障害との闘いを明らかにすることは、役者としてやってきたことに、影を差すことじゃないかと考えもしたわ。でも同時に、人間として、女優として、前へ進むためにやらなくちゃいけないことだとも実感していた。解き放つ必要があったの」と、病歴を明かした意図を話したリリー。「摂食障害は私を定義づけるものじゃない。過去を恥じたりはしないわ」と、前向きなコメントを残した。
リリーは自身のインスタグラムにて、「To The Bone」を「私にとってもっともパーソナルなプロジェクト」と明言。「いまだにタブーとされているけれど、心の病について、必要な話し合いを持つことを恐れないで。私たちは一緒、ひとりじゃない」と、同じ悩みを抱える人々へ呼びかけている。