ジジ・ハディッドが飾ったイタリア版「VOGUE」の表紙が炎上騒ぎに! 黒人を模倣していると批判

ジジ・ハディッド(23)が飾ったイタリア版「VOGUE」の表紙が“炎上”騒ぎに。「黒人を模倣している」として、批判されている。

批判の的となっているのは、イタリア版「VOGUE」4月号のカバー。白人であるジジ・ハディッドに、素顔とは程遠いブロンズ(日焼け)メイクが施されている。近年の国際社会において、非黒人が黒人を演じる「ブラックフェイス」は、文化の盗用、搾取、同化として批判を浴びやすいセンシティブなトピックだ。ジジ×伊版「VOGUE」も、この「ブラックフェイス」であると見なされ、大きな物議をかもす結果となってしまった。TIMEなど、複数のメディアが伝えている。

5月3日、ジジ・ハディッドはこれらの批判に対し、「この撮影において、自分に発言権はなかった」「編集は自分自身の意図とは関係なく行われたもの」であると弁明。加えて差別的な意図や、黒人モデルから仕事を「奪う」意思はなかったとして、謝罪を行った。「ファッション業界には、“表現”に関する真の問題が存在します。これらの問題を認識し、作品を通じてより深い多様性を世に伝えることが、私たちの責任です」

続いて「VOGUE」も親会社を通じ、該当のカバーは写真家スティーブン・クラインによる、「ビーチウェアがテーマの撮影」であったと、過剰と指摘されたブロンズメイクの意図を説明した。その上で、議論を引き起こす結果となったことへ理解を示し、「気分を害した方々へお詫びを申し上げます」との謝罪を行った。(TMZ)

イタリア版「VOGUE」と、ジジ・ハディッドが「ブラックフェイス」で物議をかもすのは、今回が初めてではない。2015年には「非有色人種であるにもかかわらず、撮影にてアフロヘアのウィッグを着用」したことで、同様の批判を受けていた。