14歳のロシア人モデルが、中国で過労死報道! 遺された母親「“ママ、とても疲れているの。すごく眠たい”と訴えていたのに…」

Vlada Dzyuba / Facebook

14歳のロシア人モデル ヴラダ・ジューバが、中国において過労死? 波紋を広げている。

ヴラダ・ジューバは、10月20日に、2日間の昏睡状態を経たあと、中国・上海の病院にて死去。同月18日、ヴラダは13時間におよぶ撮影後に体調不良を訴え、翌日になっても不調は続いたため、仕事をキャンセルし病院へ運ばれたが、15歳の誕生日まであと2週間というところでこの世を去った。

The Siberian Timesによれば、彼女と母親は、中国のモデルエージェンシー「ESEE Model Management」と、上海ファッションウィーク期間を含む3か月の契約を締結。1日の賃金はわずか8ドル(約896円)ながら、宿泊費、交通費、食費は別、医療保険も含まれず。契約以上に過酷な労働を課されており、それが急逝につながったと報じている。

ヴラダの母オクサマは、「娘は私に電話をかけてきて、“ママ、とても疲れているの。すごく眠たい”と訴えていました。それが病気の兆候だったんでしょう」と、愛娘の生前の様子について答えている。「私自身もよく眠れず、娘に電話をかけては、病院へ行くよう呼びかけていたのですが」と、後悔の気持ちを明かした。

一方で英Mirrorによれば、エージェンシー側は、「契約は2か月間、16の案件だった」と“過労死”報道を否定。「たいていは4時間から8時間以内の拘束で、適度に休憩時間もあった」と、報じられているような“過度な労働”はなかったと主張している。また、契約に労働時間の制限は含まれておらず、2年間、一緒に仕事をしてきたヴラダを失ったことを「われわれもとても悲しんでいる」と訴えた。