アメリカ発アクセサリーチェーンストア「クレアーズ(claire’s)」が破産手続きの準備を続けていると報じられた。
「クレアーズ」は1961年に創業。世界各地でのチェーン展開を続け、日本国内でも複数の店舗が営業中。主に10代女性へ向けた、低価格帯でアクセサリーをはじめとする小物を販売している。
Business of Fashionは、「クレアーズ」が破産申請の準備を進めていると報道。同社は20億ドル(約2134億円)ほどの負債を抱えていると伝えており、経営権を従来の「Apollo Global Management」から、投資家を含む債権者へ移す見込みだ。現時点で「クレアーズ」側は事態を公にしていないため、詳細は不明となっている。
「クレアーズ」のピークは、2010年から2013年ごろ。Apolloは当時、アメリカ国内に350もの店舗を新規オープンし、トータルで2700もの出店数を誇った。しかし近年では、オンラインショッピングの発展により、収益は低下していた。
現地では、「初めてのピアスはクレアーズだった」「いまはもう売ってないだろうけど、マグピアスを買い込んでいた」と、少女時代の思い出と合わせ、いささかセンチメンタルに報じられている。