【MetGala2018】スカーレット・ヨハンソンのドレスが批判される理由は? カギは「ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ事件」

現地時間5月7日、毎年恒例のファッション界の一大行事「メットガラ」が、ニューヨーク、メトロポリタン・ミュージアムにて開催。このイベントに参加した、女優スカーレット・ヨハンソン(33)のドレスチョイスが批判されている。

今年のメットガラのテーマは、「Heavenly Bodies: Fashion and the Catholic Imagination(ヘヴンリー・ボディ:ファッションとカトリックのイマジネーション)」。スカーレットが選んだのは、深いレッドと、ピンクがかったホワイトのグラデーションが印象的な「マルケッサ」のドレス。きれいに着こなしているにもかかわらず、彼女のドレス選びが酷評を受ける理由は?

“問題”として指摘されているのは、「マルケッサというブランドを選んだこと」。実はマルケッサを率いるジョージナ・チャップマン(42)はかつて、女優たちへ長年行ってきたセクシャルハラスメントが告発された、ハーヴェイ・ワインスタイン(66)と結婚していた。ジョージナは騒動後、ハーヴェイとの離婚を選んだものの、悪印象を避けるためか、ここのところレッドカーペットにてマルケッサの衣装を着て現れるセレブはほとんどいない。

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2018年5月11日

スカーレット・ヨハンソンは、批判に対する公式声明をE!Newsにて発表。「私がマルケッサのドレスを着たのは、このブランドの服は女性に自信を与え、自分は美しいという気持ちにさせてくれるから」と反論し、続けてジョージナ・チャップマンと、カレン・クレイグというブランド創始者ふたりを「非凡な才能に恵まれた、重要な女性デザイナー」と称え、彼女たちを支援する意図があったことを強調した。

マルケッサも、スカーレットが自社のドレスを選んでくれたことを「真の名誉」とし、謝意を表明。「彼女は素晴らしい才能を持つ俳優で、信じがたいスタイルと存在感を持っています。彼女とともにこのカスタムルックを作り上げるため、密な仕事ができたことは、驚嘆すべき体験でした」

スカーレット・ヨハンソンとマルケッサに寄せられたのは、批判ばかりではない。ハーヴェイ・ワインスタインの所業と結び付け、彼女たちに眉をひそめる人々がいる一方で、「マルケッサ」やジョージナは、「元夫がやったことで、彼女が責められるいわれはない」と擁護されている。