「ヴィクトリアズ・シークレット」の選抜モデル“エンジェル”ってどういうこと? 普通のモデルとの違いは…

“エンジェルズ”といえば、下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」を代表する存在。しかしブランドが年に一度、行うファッションショーには、彼女たちの他、一般のモデルも出演する。The Sunが解説するその違いは?

昨年に引き続き、今年のショーにも出演したベラ・ハディッド(21)。彼女が今年のランウェイで背負ったウイングが、エンジェルの象徴ととられることもあるが、ウイング=エンジェルではない。

今年のショーに出演した61人のモデルのうち、公式に“エンジェルズ”とされているのは、たった14人。The Sunはその違いを、“契約”にあると解説。その他のモデルが選考を経てショーまでたどり着くことに対し、エンジェルにとってVSファッションショーへの出演は、契約に織り込み済みだと解説している。

【動画】選考の様子を追ったドキュメンタリー映像

過去に“エンジェル”として名を連ねた中には、タイラ・バンクス、ジゼル・ブンチェン、ハイディ・クルムら、人気モデルの名がずらり。総じて36人になる彼女たちは、ショー出演の権利を得る代わりに、いくつかの条件も課されているとのこと。過去のエンジェルたちや、周囲の発言を、同メディアが紹介している。

2014年に、エンジェルを辞したドウツェン・クロース。ブランドのチーフ・マーケティング・オフィサーであり、ショーの責任者を務めるエド・ラザクいわく、「ドウツェンはヨーロッパでより儲かる機会を得たが、それがVSの条件とぶつかるため」ブランドを離れたと発言。2013年までエンジェルだったミランダ・カーは、「3か月が最低条件」と明かしたことが。

とはいえエンジェルを辞めることで、そのまま「ヴィクトリアズ・シークレット」との絶縁を意味するわけではない。2015年に、チャリティなど他のプロジェクトに注力するため去ったカーリー・クロスは、今年のショーに、一般のモデルとして出演している。

💋🌬

A post shared by Karlie Kloss (@karliekloss) on

What an honor to return to this runway. #VSFashionShow

A post shared by Karlie Kloss (@karliekloss) on

なお、条件がつくだけあって、報酬はかなり多めだと同メディアは報道。昨年発表された、もっとも稼ぐモデルリストのうち、実に11人がVSエンジェルだった。