@ulrikkehoyer / Instagram
「ルイ・ヴィトン」から「太り過ぎ」とダイエットを強いられたモデルが、業界の内情を暴露。「屈辱的な体験」の一部始終を明かした。
ファッション業界の裏事情を暴露したのは、ウルリッケ・ホイヤーという20歳のデンマーク人モデル。彼女はLVが京都で開催したクルーズコレクションに出演するため日本入りするも、ブランド側から「太り過ぎ」として、ショーから降ろされたことへの怒りを、SNSへの投稿で示している。
ウルリッケ本人いわく、彼女のサイズは34~36とのことで、日本ではおよそ7号が着られるほどの体型だ。しかし彼女はショー目前に行われたフィッティング中、ブランド側から「かなりぶくぶくのお腹」「ぶくぶくの顔」と“問題点”を指摘され、ついには「これから24時間、口にできるのは水だけ」とまで言われ、フィッティングのやり直しを告げられたという。
これらのコメントに「とてもショックを受けた」という彼女だが、ブランドが設けたディナーやカラオケといった余興をキャンセルし、「ごくごく少量の」朝食のみを口にするなど、努力は続けていたそう。しかし最終的には、修整フィッティングを突然キャンセルされた後、エージェントを通じてブランド側から出演中止を伝えられ、帰国させられたという。
彼女はフェイスブックへの投稿で、より細かな事情を明かしており、事前のフィッティングではゴーサインが出ていたことなどを暴露。「ほとんどのモデルが生理もなく、肌色すら変えている」「(ブランドやキャスティング権を持つ人たちは)若い女性を支配できることに喜びを見出し、摂食障害に追い込んでいる」などと述べ、「ありがたいことに私はもう20歳の大人なので、気に病まずにすむ」「アメージングかつユニークであるべき経験が、屈辱的なものになってしまった」と、この体験を評している。
【ウルリッケが降ろされた、ルイ・ヴィトンのショー】