「私の筋肉が不足だとでも?」 オリンピック金メダリストが、“ボディシェイム”に猛反論

@alyraisman / Instagram

 

リオデジャネイロ五輪にて、団体総合での金メダルをはじめ、3個のメダルを獲得した体操選手が、“ボディシェイム”に猛反論。「いつまでこんな時代が続くの」と嘆いている。

アレクサンドラ・レイズマン(23)は、アメリカ代表の体操選手として、2012年ロンドンと16年リオデジャネイロ五輪に出場。団体、“ゆか”などの個人部門で、2大会合わせて計6個(うち3個は金)のメダルを獲得した一流アスリートだ。

 

【リオ五輪、体操女子団体金メダルのチームメンバーと】

Nothing better than wearing red white and blue on your leotard

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彼女は、自身の体験から“ボディシェイム(body shame)”への不快感を表明。「自分の身体を恥じること、また他人にそう感じさせること」を意味する“ボディシェイム”は、摂食障害などを招き、精神・肉体的な健康を損なう原因ともなっており、現代が抱える問題のひとつだ。若い世代の女性として、アレクサンドラは自身が思うことをツイッターへ投稿した。

アレクサンドラ・レイズマンによれば、空港にて女性係員が「体操選手? 二の腕の筋肉でわかったわ」と彼女に声をかけたことに対し、男性係員が「そんなムキムキには見えないけどな」と述べ、「無礼、そして不快な視線でじろじろと私を見た」体験があったという。

 

 

「私は健康であるため、懸命に取り組んでいるわ。私にとって、私の腕を男性があれこれジャッジする事実は、とても苛立たしいもの。他人に対してなんだかんだと口出ししたがる“ジャッジメンタル”時代には、もううんざりしているの」

「あなたが女性の身体を讃えられない男性ならば、それはあなたが性差別主義者ということよ。うぬぼれは止して。からかっているの? もう2017年なのよ。この流れはいつ変わるの?」

アレクサンドラはさらに、空港で出会った男性が「とても無礼」だったと繰り返しており、「私を見ながら首を横に振ったのは、私が彼にとって(体操選手と見て取るには)たくましさが不充分に見えたからとでも?」「クールじゃない」と怒りをあらわにしている。

 

【5月25日に誕生日を迎え、23歳になったアレクサンドラ・レイズマン】

Thanks for all the love and birthday wishes! #23

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