スーパーモデル&元ファーストレディが、「ファッション界にセクハラは皆無」と断言! 大規模告発直後のタイミングだけに、どこか「不自然」

1990年代に活躍したスーパーモデルであり、夫ニコラ・サルコジ氏が仏大統領に在任中は、ファーストレディを務めたカーラ・ブルーニ(49)が、ファッション界に「セクハラはない」と断言。しかしこれが「不自然すぎる」と、逆に注目されている。

大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン、オスカー俳優ケヴィン・スペイシーら、ハリウッドのビッグネームのセクハラ行為を、被害者たちが次々と告発。この流れは収まる様子もなく、ダスティン・ホフマン(謝罪)、ジェレミー・ピヴェン(否定)など、セレブの“悪行”公表は、まだまだ続きそうだ。

その一方で、1980年代からモデル・歌手として活動を続けるカーラ・ブルーニは、ファッション業界に「セクハラはない」と宣言。InStyle誌に対して「安心・安全」を強調している。

「もちろん、嫌な相手と会うこともあるでしょう。他の業界と同じようにね。でもファッション業界は、若い女の子たちにとって、危険な場所ではないわ。やることは山ほどあるし、あちこち飛び回らなくてはいけない、我慢を覚える必用もある。(それでも)ショービジネスの中じゃ、安全な場所と言えるわ」

「女の子を傷つけたいと思うやつなんていないの。みんな彼女たちの写真を撮りたいんだから。健康的な環境よ」

ところがこのカーラの発言は、キャメロン・ラッセルというモデルが、モデル界におけるセクハラ行為を告発した数日後に発せられたもの。キャメロン・ラッセルは、「友人」であるモデルの告白を契機に、匿名で寄せられたモデルたちによるセクハラ被害の実態を、代理で自身のインスタグラムに掲載。「#MyJobShouldNotIncludeAbuse(私の仕事に、虐待は含まれるべきではない)」というセクハラ防止キャンペーンを行っている

キャメロン・ラッセルのもとへ寄せられた、セクハラ体験の一例:
「撮影時、カメラマンが写真をより“煽情的に”するため、私の局部に触ってきた」(15歳)
「撮影時にカメラマンが、服を脱いでポーズを取るよう言ってきた。(中略)カウチに寝そべるように言われ、彼の指や舌を入れてきた。レイプされると感じた」(16歳)

そのためカーラ・ブルーニのこの発言を、HarperBazaarは「とても不自然」と報道。カーラ自身は、「(セクハラ行為をしてくる)カメラマンにもデザイナーにも出会ったことがない。仕事なのだから、エージェントだってモデルを守ってくれる」と主張。「ファッション業界なんて女性だらけ。被害に遭う機会の方が珍しい。若いモデルたちにとっては、だからこそ安全が保たれるの」

一連の発言について、「もしかしたら間違っているかもしれないけれど」とも述べていたカーラ・ブルーニ。彼女の真意は、いったいどこにあるのだろうか?

【キャメロン・ラッセルのインスタグラム】カーラ・ブルーニの「セクハラなし」宣言とは裏腹に、目を覆うような体験談が並んでいる

TRIGGER WARNING ⚠️ A brave model (and friend) reached out to me with her story today. She has asked to remain anonymous but asked that I share her words here because the photographer still works in the industry. She wants to encourage other women to speak up. We need a way to begin breaking the silence while remaining protected. We are not talking about one, five, or even twenty men. We are talking about a culture of exploitation and it must stop. IF YOU WOULD LIKE TO SHARE YOUR STORY ANONYMOUSLY, DIRECT MESSAGE ME and I will post your words. If you would like to share publicly use the hashtag #MyJobShouldNotIncludeAbuse so the industry can see the size and scope of this problem. Hearing about #harveyweinstein this week has sparked conversations about how widespread and how familiar his behavior is. We talked about how hard it is to share stories of assault. When they are the norm, calling them out can feel disruptive and unprofessional. On many occasions I've been called a feminist for reporting unwanted groping, spanking, pinching, pressure for dates, phone calls and texts of a sexual nature, lack of appropriate changing areas, etc. And because the response has always been "are you surprised?" or "that's part of the job" I tolerated them. When the offenses were bigger, calling them out is terrifying, and demands a level of exposure and backlash to what is already painful and sometimes shameful. #MyJobShouldNotIncludeAbuse

A post shared by Cameron Russell (@cameronrussell) on