ケイティ・ペリー、中国入国禁止で「ヴィクトリアズ・シークレット」ファッションショーに出演できず

(2010年のVSFSより。このときの開催地はニューヨークだった)

11月20日に、中国・上海で開催される「ヴィクトリアズ・シークレット」ファッションショーにて、パフォーマンスを予定していたケイティ・ペリー(33)が、出演中止になったと報じられた。

これまで公式発表はないものの、PageSixはケイティ・ペリーのショー出演が、内定していた前提で報道。しかし彼女が、開催地である中国から入国禁止扱いになっているため、出演中止になったと報じている。

11月16日に、関係者が同メディアに語った内容は、「ケイティはショー出演のため、ビザの取得を試みたが、中国側から拒絶された」というもの。この原因は、ケイティが2015年に台湾で行ったショーにあるという。

この公演内で、彼女の衣装に用いられていた“ヒマワリ”は、反中国の象徴としての意味を持つという。さらに、同じ公演内で、ケイティは台湾国旗を用いたパフォーマンスを行っていた。背景には、長らく中国が台湾を「自国の一部」と主張し、国家として認めていない事情があり、国旗を振る=台湾の独立を支持するケイティ・ペリーを、入国させるわけにはいかないようだ。

かねてより「中国でのパフォーマンスを希望するアーティストについて、中国側はSNSやメディアでの発言を徹底的に調べる」ことで知られており、たとえば「マルーン5」は数年前から入国禁止措置を取られているが、その理由は、同じく中国と国際問題を抱えるチベットの指導者ダライ・ラマ14世の誕生日をツイッター上で祝ったためだ。

今回の「ヴィクトリアズ・シークレット」ファッションショーだけを見ても、ジジ・ハディッドの出演が急きょ中止に。これは彼女が過去にアジア人に対する差別的な言動をとったためと報じられている。

ジジ・ハディッド、「ヴィクトリアズ・シークレット」ファッションショー出演取りやめを発表! アジア人差別騒動が原因か

2017年11月17日