リアーナ、「トランスジェンダーのモデルを起用していない」という批判に見事な返し! 「セクシャリティを便利な商売道具にはしない」

歌手リアーナ(29)が、自身がプロデュースするコスメライン「Fenty Beauty」の広告に、トランスジェンダーのモデルを「起用していない」という指摘に反論。「見事な返しだ」と評価を上げている。

「Fenty Beauty」は、さまざまな肌色に対応した商品展開で、人種の多様性に配慮したラインナップが高く評価され、昨年のローンチから早くも高評価を獲得している。

しかしあるファンは、リアーナが商品のキャンペーンに、「トランスモデル」を起用していないことを指摘。SNSを通じ、セクシャリティの多様性にも配慮すべきだと呼びかけた。

これにリアーナ自身が反論。その返しが見事だと、呼びかけを行ったファンすらうならせた。Cosmopolitanが伝えている。

「ありがたいことに、私はこれまでの数年間、多くの才能豊かなトランスウーマンたち(trans women)と一緒に仕事をしてきた。だけど私は、“トランスだから”という理由でのキャスティングはしないの! ストレートだからという理由で、非トランスウーマンたちをキャスティングしないのと同じ理由よ!」

リアーナは、「すべての女性のことを、尊敬している」と語り、セクシャリティは「私には関係のないこと」と断言。加えて性転換を行った女性や男性を、「便利なマーケティングのツール」として起用することは、「公平ではない」と自身の見解を主張した。

個人的な意見として、「トランスジェンダーや黒人女性は、多くの企業から便利に使われている」と不満を述べたリアーナ。「キャンペーンのなかに、“うちは多様性に配慮しています”というアピールポイント」が見られることを、「悲しいこと」と記している。