https://www.zara.com/us/en/check-mini-skirt-p02212676.html
スペイン発の人気ブランド「ZARA」の新製品が、「文化の盗用」との指摘を受けている。
問題とされているのは、「CHECK MINI SKIRT(日本版ではチェック柄スカート)」として販売されている品。中央にドレープとスリットが入ったこのスカートが、インド、バングラディシュ、シンガポール、オマーンといった、南アジアや東南アジアを中心とした地域で伝統的に着用されている衣装ルンギー(サロンとも)に似ているとの指摘を受けている。COSMOPOLITANが伝えている。
ルンギーとは、主に暑い地方で、地域にもよるものの男女ともに広く親しまれている衣装。ZARAが新作のビジュアルを公開すると、すぐさまオンラインでは、「これはルンギーでは?」との指摘が続出している。
ZARAに対して寄せられた声の中には、、「アジア人を雇わないからこんなことになるんだ。インド人ならこの服の何がおかしいか2分で分かる」といった不満も。加えてこのスカートには約90ドル(約9870円、日本公式サイトでは8990円で販売中)という値段が付けられているが、本来のルンギーとは安価な値で販売される衣装であるため、このことも議論の種となっている。
Who wore it better? And yes Zara, that's a lungi! pic.twitter.com/65KwCBxIDC
— Aaqib Raza Khan (@aaqibrk) January 30, 2018
The idea of someone buying a £70 lungi is qwhite funny. https://t.co/gXZl55PZcg?amp=1
— Megha Mohan (@meghamohan) January 29, 2018
「(イギリスでは)70ポンドもするルンギーを買うなんて考えがあることが、もはやおもしろい」
「ファッションって頭がおかしい。ルンギーがこんな値段だなんて」
「いま、イギリス国内のZARAではルンギーが買えます。70ポンドでね。(たぶんインドでなら1ポンドか2ポンドで買える)」
「ZARA」のデザインが、文化の盗用として批判を受けるのは、これが初めてではない。2014年には、子ども用ストライプシャツが、第二次世界大戦中に、ユダヤ人強制収容所で使用されていたユニフォームをほうふつさせるとして批判を受けていた。