「助けて! グリンチにクリスマスが盗まれちゃう!」 5歳児からの通報に、米ミシシッピ警察が神対応

@GMA / Twitter

欧米では有名なキャラクター「グリンチ」のことはご存知? 「クリスマスが盗まれちゃう!」と慌てた5歳の少年からの通報に、現地警察の対応は?

児童向け絵本「いじわるグリンチのクリスマス」が誕生してから、今年でちょうど50年。2000年にはジム・キャリー主演の映画も公開され、クリスマスを台無しにしようともくろむグリンチの悪だくみは、今日まで広く親しまれてきた。

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ところが米ミシシッピ州に住む、5歳の少年タイロン・ビットマンくんは、グリンチの存在を信じ込み、なんと現地の警察へ通報! その様子が、朝の番組「Good Morning America」で紹介された。

電話を受けた警察官に対して、「話したいことがあるんだ。グリンチを見張っていて。だって、グリンチが、クリスマスを盗んじゃうから。わかった?」と懸命に訴えるタイロンくん。一方の父親は、「すみません。息子が電話で遊んでいて」と申し訳なさそうな様子……

これに対して警察官は、「いいんですよ、大丈夫」と朗らかに対応。その後、タイロンくんのもとを訪れ、実際に彼から聴取を行った。さらに翌日には、「タイロンくんのおかげで」とらえられ、収監中のグリンチを、本人とともに見舞ったそう。なお、グリンチは「おまえのおかげでクリスマスが救われたな。おまえの勇気はピカイチだ」などと供述していたとのこと。

現地警察は、手柄を立てたタイロン・ビットマンくんを、名誉警察官に選出。The Jackson Clarion Ledgerによれば、警察署長はタイロンくんのことを、「21歳になれば、本物の警察官になれるよ」と勧誘していたという。