ガールスカウトの女の子が、大麻ショップの店先でクッキー売り! ビジネスの才能アリ? それともルール違反?と物議

大麻ショップの店先で、ガールスカウトの少女がクッキー販売。「大売れ」の一方で、ルール違反ではないかとの声が上がっている。

米カリフォルニア州サンディエゴにある、大麻販売店「Urbn Leaf」が、2月2日に行ったインスタグラムへの投稿が、物議をかもしている。

「ガールスカウトのクッキーを、“ガールスカウトクッキーズ”と一緒に買いに来てよ! 今日の4時までやってるよ!」

ちょっと複雑なこの文章を展開すると、以下の通り。最初に出てくる「ガールスカウトのクッキー(原文:Girl Scout Cookies)」とは、文字通り、少女のための教育団体であるガールスカウトに所属する女の子たちが、募金活動の一環といった理由でクッキーの販売を行うこと。

後半に出てくる「ガールスカウトクッキーズ(原文:GSC)」とは、実は大麻の一種の名称。つまりこの一文は、ふたつの“ガールスカウトクッキー”がかかった、だじゃれのようなものなのだ。

米FoxNewsによれば、このしゃれが受けたのか、クッキーは6時間余りで312箱も売れたと、現在9歳だという少女の父親が自ら現地メディア「KGTV」のインタビューに答えている。しかしその一方で、「少女」と「大麻」という組み合わせから、批判や物議も。また、「ルール違反では?」との指摘も受けている。

現地のガールスカウトを束ねる「San Diego Girl Scout Council」の代理人は、現地メディア「San Diego Union Tribune」に対して、「少女が店内ではなく、自分のワゴンから販売を行ったというのなら、ルール上は違反行為にならない」と回答。とはいえ組織側は、これから規定違反にあたるかどうか、調査を行う予定との報道もされている。

軒先を貸した店舗は、少女は店内での販売を行っていないと、彼女を擁護。また、批判の一方で「スマートな方法」「ビジネスの才能がある」と、少女のアイディアを称える声があるのも事実だ。

なお、現地サンディエゴでは、今年から大麻の販売が合法に。解禁日である1月1日は、販売店に人が殺到したとのニュースにもなった。

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2018年1月25日