「プリティ・リトル・ライアーズ」トローヤン・ベリサリオ、摂食障害との葛藤を映画に! 「病気の声が聞こえるの」

海外ドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」スペンサー役のトローヤン・ベリサリオ(31)が、摂食障害との闘いを告白した。

トローヤン・ベリサリオは、レナ・ダナムが発行するニュースレター「Lenny Letter」にエッセイを寄稿。その中で、「私の脳には、ロジックを無視する部分がある」と、摂食障害との葛藤を明かした。

「かつては1日300キロカロリー※で生活しなくちゃいけないと確信していたこともあった。このころは、300kcalですら食べ過ぎだと思っていたの」

※一般的に、成人女性の摂取カロリー目安は、1日当たり1500~1800kcal程度とされる

トローヤンは、「私の脳にあるこの“部分”は、病気である」と呼称。「一時は病気にかかった脳内のこの部分が、主導権を握ったこともあった。危うく殺されるところだった」と、摂食障害の危険性を訴えている。

10年を経て、現在では病を克服したとしながらも、依然として危険は消えておらず、「健康を取り戻すのは、とても難しい旅だった」、回復には「困難な内省や、身体的な治療、メンタルケア、家族や友人の手助け、忍耐、愛するパートナー」が必要だったことを話している。

トローヤン・ベリサリオが、これらの告白にいたったのは、彼女が出演する新作「Feed(原題)」が、摂食障害をわずらう10代の少女を描いた作品であることが関係している。トローヤンは本作に、女優としてのほか、脚本家、プロデューサーとしても携わっており、いわく「摂食障害の声は、いまも毎日私に付きまとう」「無視するよう努めてはいても、聞こえてくる」というこの声を、物語に込めたとのこと。

「脚本執筆やプロデュース業、そして演じることが、病気からの脱却の手助けとなった」という彼女にとって、同じように摂食障害を抱える人々が、作品を通じて「私も大丈夫なのではないか」と思ってくれることが、「最大の希望」なのだという。

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